マスプロ電工株式会社
林 　様

飯田――元々はIT関連の展示会でお会いして、その後何度か打ち合わせする中で、共同で製品開発をしませんか、というお話になりました。

林――弊社は機器の設計・製造が専門領域ですが、その制御はソフトウェアで実施します。近年はスマートフォンアプリなどのソフトウェア領域もめまぐるしく進化していますので、このソフトウェア部分について国内の専門会社とコラボレーションしていこう、というテーマがありました。DRAGONAGENCYはまさにそこに適した会社だったということです。

飯田――弊社からすれば、国内有数のメーカーとタッグを組ませていただくので、緊張感が高かったです。 今も緊張してます（笑 間違いなく素晴らしい品質の製品を作っていただける、と感じ、それに負けないようにソフトウェア部分の責任をしっかり果たしていこうという思いがありました。

高木――社風も文化も違う両社ですが、専門領域が違う、という点でお互いを尊敬する気持ちがあったと思いますし何より、「国内から良い製品を送り出していこう」という思いのようなところは同じ方向を向いていると感じていました。 随分、試行錯誤を繰り返しましたが、そういった会社間の問題というような点は無く、スムーズにコミュニケーションしながら検討を進められたのではないかと思っています。

マスプロ電工株式会社
高木　　様

飯田――監視というよりも、見守り、という点を重視していますね。言葉としてはよく似ていますが、この点は開発中、何度もすり合わせをしました。

高木――はい、「監視」となると、見た目も、「まさに防犯カメラ」というような形状をしていないと、抑止力に繋がりません。しかし、「見守り」ですと、なるべくさりげなく、安心につながるような形状が求められると思いました。「まさにカメラ」の形状だと、見守られているというよりは監視されているという印象になってしまいますので。

林――見た目においては、設置したときに電球がついているかのようなさりげなさ、柔らかなデザインに拘りました。技術的には曲線の表現や電球の明るさについて、派手過ぎず、というようなバランスをとるのに苦労しました。

高木――カメラですので店舗などに設置の際は法律を遵守してお使いいただかなければなりませんが「さりげなく見守っている」という設置ができることが一番の特徴となるように、というコンセプトです。

飯田――カメラ映像を確認するソフトウェアについては、できるだけ使いやすいものを、また親しみやすいものを、という意識で制作しています。起動してから１タップで映像の確認ができたり、LEDの光の調整や、録画操作についても、アイコンをタップするだけ、というようなシンプルな操作を目指しました。弊社は日本ぽい社名ではないですが（笑、純然たる日本国内企業です。アプリは今後も皆さまのご意見を伺いながら、末永く、より使いやすく、進化させていきたいと考えています。

林――マスプロ電工も勿論、日本国内メーカーとして弊社キーワードでもある「親切・信頼・技術」に基づいた管理をしています。製品が異常に熱をもったり、怪我に繋がったりしないように、徹底した品質管理を行うということですね。「テラスアイ」についても、このキーワードをしっかり守って、日々、製造にあたっています。安心してお使いいただきたいと思っております。

高木――病院、個室サロン、小売店、個人宅など、実績としては幅広いです。
共通点としては、「見守られているかたにプレッシャーを与えない」、ということになるのかなと感じています。
設置する際の部材によって随分印象も変わりますので、お問い合わせの内容によっては、スタンドやレール型の設置部材も合わせて提案することがあります。

飯田――その点では、開発時のこだわりであった、「見守り」というところに価値を感じていただける場所、ということになるのかもしれませんね。 まだ販売を始めて間もない製品ですが、さまざまにお問合せをいただけるのは本当に有難いなと思っています。

林――作り手として、こだわりはありますが、どんな場所でお役に立てるか、というところは今後も広がっていくと良いなと思います。
どこか街中で見かけて
「あ！こんなところで使われているんだ！」ということがあったら嬉しいですね。

飯田――そうですね。
今後とも、「テラスアイ」がさまざまなシーンでお客様の期待にお応えできるよう、努力していきたいと思います。